スタジオ9周年と最近思うこと
Nahokoです。
4月8日に、Olaピラティススタジオは「9周年」を迎えました。
もう9年も経ったのか!と驚くと同時に、開業当時は39歳だったのに48歳になってしまった!と時の流れの速さに恐れおののいています。
「6周年」や「8周年」の記事で毎回書いておりますが、2014年の4月8日、オープン前の朝にYasuとふたりで祈ったことを今でも鮮明に覚えています。
当時から、私たちの思いは「みなさまの健康づくりのお手伝いがしたい」でした。
2018年からレッスン形式を「スタジオセッション」に変更し、最近ますますその思いは強くなっています。
スタジオセッションを指導していると本当に毎日のように思うことなのですが…
私たちが最も大切にしたいものは、レッスンを受講するお客様ひとりひとりの「主体性」。
なぜなら、お客様の身体は、その人自身の「財産」であり、健康は「資産」だから。
健康は誰かが自分の代わりにつくってくれるわけではなく、健康づくりとは「その人自身が主体的に取り組むべきもの」。
スタジオセッションが、「その人が自分の健康資産形成のために行うトレーニングの時間」であるならば、主役はお客様で、インストラクターはあくまでも脇役・お手伝い役・サポート役である。
スタジオセッションを新しく始めるお客様によくあるのですが、「ちゃんとできるだろうか」「正しくできる自信がない」「間違っているんじゃないか」「覚えているかどうか不安」といった心配のいろいろを口にされる方は非常に多いです。
その度に、私は自分の信念を持って何度も繰り返し、根気強くお伝えするようにしています。
自分の身体が行う動作は、どんなものであれ「今の自分」であり、ありのままの状態、自分の個性です。
正しいか、間違っているかという枠の中に自分を当てはめる必要は全くありません。
あなたの動き方を見れば、どう理解されているか、どういう意図で行われているか、私たちには伝わってきます。
その上で、怪我や疾患の素になるような動き方や危険なやり方であれば少しずつ修正していきますが、「ちゃんとできていない」「間違っている」「覚えていない」という視点でインストラクターがあなたを評価したりジャッジしたりすることは絶対にありません。
私たちは、あなたが「学んでいく・身につけていく」そのプロセスをお手伝いしています。
わかりにくいようであればよりわかりやすい形で、覚えにくいようであればより覚えやすいものに、どんどん提案を変えていけるよういつでも準備しています。
理論を説明した方がよければ喜んで説明するし、それが言語による説明なのか、デモによる視覚的説明なのか、感覚的・直感的にわかる説明なのか、たくさんの引き出しも用意しています。
スタジオセッションは、主役であるあなたが、自分のために、自分自身で考えて行うことに最大の意味があり、失敗も間違いも試行錯誤もすべて大切な経験値になります。
私たちが全力でお手伝いするので、少しずつやってみましょう!
そんなメッセージを手を変え品を変えお伝えし続けて、はや6年目。
最初は不安そうだった方が、ほんの数週間から数ヶ月で見違えるような見た目と動き方になり、自然体で取り組めるようになって、さらにはご自分の理解を積極的に確認してくれたり、次の目標に向けてリクエストしてくれるようになったり、変化や成長の実感について報告してくれるようになったり…
受け身だった方がオープンにディスカッションしてくれるようになり、いつしかひとりひとりが「主体的」になっていく姿を日々目にしていて、感動させられっぱなし。
なんだか子供の成長を見守るお母さんの気持ちになってしまう、今日この頃の私。
スタジオセッションを教えていて、本当に良かったなあとつくづく思います。
来年は10周年!
記念に何かしようかな… イベントなのか記念品なのか… と考え始めております。