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withコロナの現実

2022.05.31 インストラクターだより

Yasuです。

先日、はじめて新型コロナ(Covid-19)に感染しました。今回は、感染と闘病から思ったことを思いつくままですが書き残したいと思います。

2022年5月の立ち位置

その前に、現時点でのコロナ感染の状況について。

5/28時点で日本国内の感染者がのべ877万人(厚生労働省発表)。2022年初の人口12,544万人(総務省推計)比で7.0%の人が感染した計算です。複数回かかった人が実際にはいらっしゃるので、この比率は若干下がるのかなという感じでしょう。

東京都で見ると感染者のべ153.4万人(東京都)、2022年初の推計人口1,398.8万人比だと11.0%の人が感染しています。10%をいつの間にか超えていたんだな、という感想です。

どこでかかったのか分からない

NHKが「国立感染症研究所の調べ」として報道した例によると、感染した人の50%が3日後までに発症。僕が発生した日から3日間を遡ると、マスクなしで会話したのは妻のみ。(さらに1週間遡っても同じ。)3日のうち1日は都内に居て外食はなし。残り2日は都内にいなくて、飲食を数回しましたが隣の席とはかなり離れていました。

思い当たるとしたら、隣の席の人が2回咳をした場面があって、直感的に「嫌な感じの咳」だったのを覚えています。花粉症の咳とは違う、そして花粉症のシーズンもほぼ終了しています。

そのお店の窓は複数開いていて当日は風が強く、席は2メートル以上離れていました。ランチで店内の滞在時間は30分未満。しかも僕は窓際に居たので、そこでうつった可能性は低いと思うのですが、もし僕の直感どおりだったら「推奨されている感染対策は100%にはならない」訳です。「感染力は超強い」という驚きにしかなりません。

いずれにしても、どんなに注意してもかかるときはかかる。人口密度の低い東京都外の出来事だったことはほぼ確実だと思うので、運が悪かったと思うしか自分を納得する方法はありません。

ちなみに、ワクチン接種は3回済み。3回目の接種から約2ヶ月後の感染でした。

withコロナの現実

現時点でも、まったく外食もしなければ、「マスクなしの会話も一切しない」という方もいると思います。一方で、withコロナの日常として、会食は少人数まで、マスク有りなら今まで通りの生活へという形に移行して来ています。

僕たちも、たまには友人と外食するしマスクをしてライブに行ったりしますが、まだまだ控え目で3か月に1回程度でしょうか。夫婦だけの外食も未だ控え目にしています。

どんなに注意してもうつるときはこんな感じなんだな、と思いました。

こうなると、誰がうつして誰がうつったという話ではなく、誰もがうつすかもしれないし、誰もがうつるかもしれないという状況です。最近テレビでは感染者の話をあまり観なくなりましたが、僕なりに感じたwithコロナの現実です。

僕たち自身、コロナと共生するという方向性には賛成の立場です。現在のルールでは、コロナにかかった日を0日として10日までは隔離されないといけません。これは、10日までとそれ以降のウイルス排出量の違いによって科学的に導かれた数字だそうです。

かかったら10日、一定の活動を休止しないといけません。これもwithコロナの現実です。そして、無症状なら気づかずに終わりますが、症状が出ると軽症だとしても病気と闘わなくてはなりません。

かかったらどうなるのか

これは個人差が大きいようなので「参考にはならない」とお断りした上でシェアします。僕の場合は、熱(38度超)がメインで、関節痛、鼻水、咳が軽度のレベルでした。一般に軽症という範囲です。症状は急に進みましたが、その進行度合いはインフルエンザと同じぐらいの印象です。

軽症と言えば「重症ではない」というニュアンスから何となく聞こえが良いのですが、インフルにかかったくらいの辛さがあります。そして、治療薬がまだないので、風邪の症状と闘わなくてはなりません。

ちなみに、ワクチンが症状に与えた効果などは、比較しようがないので分かりません。

宿泊療養

自分が経路不明の感染だったことを考えると、感染力が極めて強いことは確かです。自宅療養だと妻にうつるリスクは非常に高いと考え、宿泊療養を選びました。

宿泊療養所は、都内のビジネスホテルです。どのホテルになるかは申し込んだ日(療養所に入る前日)に分かります。食事、水は支給されますが、医療行為は行われないため、コロナと診断された医療機関で症状を緩和する薬を出してもらい、持っていく必要があります。持病があれば、その薬を10日分持っていく必要もあります。

食事は、お弁当屋さんのお弁当。都内のいろいろなお弁当屋さんが納入しています。初日の夜、「なだ万」のお弁当が出て超盛り上がりましたが、それ以降はお目にかかっていません。自宅で食べる味より全体的に塩味濃いめ。味が薄い分には調整できますが、濃いのを調整するのは難しい。

コロナ禍になって2年が経過し、宿泊療養のノウハウは積みあがっています。健康観察用のアプリがあり、加えて内線電話でのヒアリングが1日2回あります。ホテル生活の不便さは多いのですが、「家族にうつさない」点を優先すれば、贅沢は言えません。

以下、持ってきてよかった/あったらよかった、というものリスト。

  • 洗剤
  • マグカップ(小さめの紙カップしかなかった)
  • カフェインレスのお茶(ルイボスなど)
  • 野菜スープ(注:固形物は水道に流せないので、すべて飲み切ること)
  • ふりかけ
  • いつも使っている歯ブラシ(ホテルのものが合わない場合に備えて)
  • 運動グッズ

実は全部持ってきました!ただ、運動グッズは少なかったと反省(そこかよ!)

宿泊先での運動

いつもお客さまにお話していますが、自宅であってもホテルであっても

ベッドの上でエクササイズをするのは厳禁

です。理由は下が柔らかいので腰を痛める危険性が高いこと。身体の支持が不十分なので、仮に行ったとしても効果が得られにくいと考えます。

床にタオルを敷いて行うのが良いのですが、今回は看護師さんが出入りする床にタオルを敷くのに非常に抵抗感がありまして、寝て行うエクササイズは断念。立ったまま行うか、椅子を利用するしかありません。

こんなときに活きたのが、Olaのコラムで紹介している「マットなしでもできるエクササイズ」でした。(コラムは会員さま限定です。パスワードロックがかかっているため、パスワードをご存知ではない方は、メールでスタジオへお問い合わせください。)

絶対うつらない、ではなく「うつっても慌てない」状態へ

これまで、僕たちも絶対うつらない、と思って生活をしてきました。施設を運営している以上、緊張感が常にあって、軽率な行動はしないという縛りの中で、許容できそうな範囲で社会活動を行っていました。

統計学で言えば、97%ぐらいの確率でコントロールしてきたと例えるとします。(97という数字に根拠はありません。イメージです。)しかし、統計学に触れた方にはお馴染みの概念「どんなに頑張っても100%にはなり得ない」訳です。もし100%を追究するなら、お店は閉めないといけないし、社会活動もほとんどできません。

今回の例をもって、何かを変えるべきかと言われたら、これ以上は無理だと思いました。これまで同様に、注意深く生活していきますが、誰もがうつるかもしれない時代で、うつったときに慌てない態勢にしておく方が建設的かもしれません。

具体的な話では

  • 家族でうつった人がいたら、療養先はどうするか?(自宅か?宿泊か?)
  • うつった人のみ宿泊療養するとして、宿泊先に移送してもらえるのは翌日以降なので、それまでの間は家の中でどのようにエリアを分けるか?
  • 療養中の薬(とくに持病がある場合)は確保できるか?→これ結構重要
  • 発熱したときに行ける病院のリストアップ(ネットで発熱外来について情報があります)
  • 必要な器材の確保(体温計、パルスオキシメーターなど少なくとも2セット)
  • 家族で感染しなかった人は濃厚接触者となり自宅療養となるが、その間の食材・日用品等の確保(ネットが使えるが日頃からネットを利用できる環境にしているか?)

これに仕事・学校関係の連絡や療養中の仕事・勉強についての話が加わります。

 

参考になれば、という想いで書いていますが、コロナに関してはいろいろなお考えの方がいらっしゃると思いますので、この記事に対して不快な思いを抱いた方がいるとしても、それぞれの考えの中で精一杯生活していくのしかないのかな、と思っております。

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