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スキーのための身体づくり

2022.02.20 スポーツ

Nahokoです。

スキーが趣味の私たち夫婦、今シーズンもスキーを楽しんでいます。

スキー場の風景

(珍しくゲレンデで写真を撮りましたが、寒い日だったのでフェイスカバーをつけたまま…)

 

私の目標は、夫のような小回りを習得すること

さて、今シーズンの私の目標は、「小回りをしっかりできるようになること」です。

ここ数年練習に取り組んでいるのですが、なかなかこれだ!という動作感覚にたどりついていません。

ちなみにYasuさんはスキー1級の人で、中でも小回りが得意。

後ろを滑りながら夫の小回りを眺めていると、

  • ターンの度に膝下が伸びる(雪面を上手に押している)
  • 膝の屈伸が柔らかい
  • 中心軸が1本通っているように見える

うまく表現できないのですが、上半身にはぶれない軸があり、下半身が左右均等な幅とタイミングで回っている感じ。

つまりとても綺麗な動作で、とてもとてもうらやましい~!

自分はどうなのかというと、ターンが滑らかにできず、上下運動が多すぎるし、左右差が大きくてテンポが安定しません。

小回りのための練習ドリルはいろいろあると思うのですが、昨シーズンに「片脚での横滑り」をやってみたところ、自分が雪上で片脚立ちができない ということに気づき、大きなショックを受けました。

 

なぜ片脚立ちができないのか

私は、そもそも陸上ですら片脚立ちが苦手です。

それは、両足ともに「足首の関節が不安定」だから。

左足は中学生のときに足首外側の靭帯を断裂して手術、第3趾の機能障害が残っています。

右足は10代から足首捻挫を繰り返し、10年前に外くるぶしの剥離骨折、5年前に第5中足骨の骨膜損傷。

左右ともに足首がグラグラなので、片脚立ちもつま先立ちも苦手です。

足首の不安定性は、姿勢にも身体動作にも大きく影響します。

ピラティスを始めて以来、この問題を改善するためにさまざまなトレーニングに取り組んできまして、完全とは言えないまでもそこそこ良くなってきているよね~、と自分では思っていました。

自分の足の状態は、以前と比べたら飛躍的に機能が改善していると思っていたのです。

しかし、いざ雪の上に立つと全くごまかしが利かない!

ほんと、スポーツっておそろしい。

これはいつも思うことなのですが、スポーツの動作を上達させたいのなら、動作練習に取り組むための身体を作ることが先決です。

なぜなら、陸上でできないことは、雪上ではもっとできないからです。

というわけで、まずは陸上での片脚立ちを上達させるべく、昨シーズン終了後の春からほぼ毎日いろいろなエクササイズを続けてきました。

目指すは「足裏感覚強化と足首安定のための筋肉を活性化する」こと。

非常に地味な内容ですが、隙間時間を使って習慣化し、とにかくやり続けるようにしました。

(エクササイズの内容は、近々機材の写真などを撮影してコラムにてご紹介したいと思います。)

 

その成果は?

まずはシーズン初滑りの日、ブーツを履いて板の上に立った瞬間から「なんじゃこりゃ!」でした。

不思議なほど板の操作がしやすくて、板をそろえやすくなり、無理なく荷重できる感じ。

ひとことで言うと「滑るのにあまり余計な力が要らない」という感覚です。

あれ、スキーってこんなに簡単なんだっけ!?と困惑し、今までの私のスキーは一体何だったんだ!と愕然としました。

足裏感覚が向上したので、雪面とのコンタクトが楽になったように感じます。

自分で気づいたこと(主に左足):

  • 特に弱かった左足は、踵骨の内反が強かったため、どうやら「第4・第5中足骨」で形成される外側アーチに荷重しすぎており、内側アーチからつながる内転筋群や骨盤底筋群を使えていなかった
  • 左足は外側荷重が強すぎたために、外エッジを立てすぎていて板の面が雪面に対してフラットになっておらず、外エッジがいちいち引っかかってターンの切り返しが遅れがちだった
  • 左足は、第1中足骨でパラレル感覚を作っていたが、第2中足骨でパラレルを取るようにした結果、板がそろいやすくなった

脛骨とつながる第2中足骨に荷重できるようになり、内側アーチが機能すれば、当然つながる内転筋群も使いやすくなります。

スケーティング動作も突然楽になり、「スケーティングって内転筋を使うものだったのね…」と気づきました。

もちろん、昨シーズンは練習にすらならなかった「片脚での横滑り」は難なくできるようになっており、劇的な変化に我ながら驚きます。

身体が作れてきたようなので、これでようやく小回りの練習がはかどる、はず!

今シーズンは寒いですが雪が多く雪質も最高なので、どこまで進化できるか頑張ってみたいと思います。

 

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