スタジオセッションという取り組み方について
Olaピラティススタジオでは、2018年よりスタジオセッションと呼んでいる形式のレッスンを行っています。
スタジオセッションについては、こちらのページをご覧いただきたいのですが、特徴を列挙すると
・個人ごとの運動プログラムを組んでもらう
・その運動プログラムを自分で行う(メモを見てもOK)、時間は60分
・行っているところをインストラクターに見てもらう、アドバイスをもらう
・新しい課題や目標に合わせてプログラムをアップデート
・60分のクラスには定員(通常4~5名)があって、それなりに見てもらえる
・だけれども、それなりに自分一人でやらないといけない
・基本的に週1回くらいの頻度をキープする
というものです。
一般に、ピラティスやヨガなどの運動を習う場合、パーソナルレッスンかグループレッスンが日本では多いです。スポーツクラブで運動を行う場合は、プログラムを組んでもらえるものの、定員(上限)はなく、インストラクターがそばにいるとも限りません。
私たちOlaピラティススタジオでも、パーソナルレッスンやグループレッスンは行っていますが、90%くらいのお客さまはスタジオセッションに参加していただいています。(現在はパーソナルレッスンとスタジオセッションのみ開催しており、95%くらいのお客さまがスタジオセッションをご利用中です。)
このスタジオセッション。行っているスタジオが少ないため、ピンと来ない方が多いのです。今後、このコラムやブログでもいろいろな角度からご案内していこうと思っています。
さて、上記の特徴に近いものが、私たちの身近にあります。何だと思いますか?
学習塾です。
学習塾にもいろいろな形式があるので、みなさんが経験した学習塾とは異なるかもしれません。
けれども、大教室で教わるのでもなく、家庭教師についてもらうのでもない形式の学習って、近いものを経験したり情報として触れたことはあるのではないかと思います。
学習において、得意不得意というのは人によって違います。
学習のスピードも違います。
学習の方法も違います。一つずつ完璧を求める人もいれば、ざっくりと進めていって少しずつレベルを上げる人もいる。問題集で力をつける人実践タイプの人もいれば、理屈をおさえる論理タイプの人もいる。
目的も違います。私立をめざすのか国公立なのか。目標とする学校の出題傾向も違いますよね。
なので、仮に大教室で授業を受けたとしても、その後に個人的に課題を絞って自習したり、先生に適切な問題集や参考書を聞いた経験はあるのではないかと思います。
僕は経験がないのですが、公文などは個人別に課題を行ってアドバイスを受けるのではないかなあ・・・
最近の予備校では、個人ごとの特徴をAIで判断し今必要な問題を提供して・・・という記事を読んだことがあります。
運動も同じ・・・
年齢も違う、運動経験も違う、身体の大きさや筋力も違う・・・
性別も違う、性格も違う・・・
ゆっくりじっくり取り組むタイプ、とにかくやってみるタイプ・・・
そもそも痛いところがある・・・、
目標も違いますよね、体調不良をよくしたいのか、もともと元気で運動が好きなのか・・・
特定の競技のために行う人もいれば、医者に脅されて運動をはじめる人もいる・・・
運動も、大教室で教わるよりも、個人別のプログラムでやっていく方が
向いているような気がしませんか?
実際、この2年間で多くの方に参加いただきましたが、従来のグループレッスンだけでは成しえなかったであろう結果に幾つも驚かされています。
私たちは、グループレッスンやパーソナルレッスンを否定したいのではありません。
グループレッスンにも良さがあります。パーソナルレッスンも良いものです。
スタジオセッションが最適だと人もいれば、今ではない(今は向かない)という人もいます。
ただ、一般的に言って、個人ごとの身体、感覚、運動経験、目標の違いは大変に大きいので、スタジオセッションが向く可能性が高いのではないかと思うのです。
私たちインストラクターの立場から言っても、スタジオセッションは個人ごとに働きかけていけるので、とってもやりがいがあります。その結果、身体が変わった、生活が変わった、家族を巻き込んだらお相手が変わった(奥さまがご主人にお声がけするケースが圧倒的に多いです)など、さまざまな報告を受けて、嬉しい限りです!
自分たちがやりたいレッスンにこだわったら、スタジオセッションに行き着いた、とも言えます。そんなスタジオセッションの良さをお伝えしていきたいと思います。