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コラムcolumn

ピラティスと健康と人生
vol.20 / 2015.10.09 Yasu

視線と姿勢

インストラクターYasuです。

職業柄、街で歩いている人の姿勢や歩き方をついつい観察してしまいます。

今朝もお仕事に向かう方を見て思ったのですが、下を向いて歩いている人が多いですね~。

きっとお仕事のストレスから来ているのだろうなあ~、と想像しますが

下にはいろいろな落し物(踏んではいけないモノ!!など)があるので、

目線が落ちてしまう癖がついてしまった場合もありえます。

下を見るとしても、1メートルくらいの近くを見るか、10~20メートルくらいの先を見るかによっては、

その人の姿勢はかなり変わってきます。

言うまでもなく、近くを見ると猫背になり、歩幅も狭くなりがちです。

この「視線」と「猫背(=背骨の位置)」の関係はとっても重要です。

ピラティスのエクササイズでは、背骨を立てる筋肉(脊柱起立筋群)を鍛えることや、意図的に背骨を緩やかなカーブに保って動くことがあります。

ところが、視線が落ちてしまう(下を見てしまう)と、その効果は、かなり落ちてしまいます。

レッスンで僕がよく「視線はすごい大事ですよ!」「下を見ないで前を見ましょう!!」と言っているのは、実はこのことです。

目線を落として猫背になると、背骨を立てる筋肉は隅々まで働いてくれません。背骨全体の連動性も損なわれてしまいます。

猫背になると、姿勢的に腹筋が使いにくくなるのも問題です。先ほどの歩幅については、骨盤の位置関係から、適切な歩幅で歩けなくなる(歩幅が狭くなる)ことが問題です。

逆に、視線を意識して動くと、身体全体が大きく使われている感覚になったり、不自然な力が抜けて動きやすい感覚になることもあります。

ご自分では意識できるかできないかの差で、腹筋が働いて、「いつよもり動いた」「動きやすい」という感想になったとも言えますね。

視線は無意識に決まってしまう場合が多いので、スタジオのレッスンで見てもらって、正しい視線を習慣化していくことをおすすめします。

日常の歩行でも、少し遠くを見て、いつもより広い景色を見てはいかがでしょうか?

こちらの記事を読んで、ピラティスに興味をお持ちになった未経験者の方は
ぜひ体験レッスンにお申し込みください!