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コラムcolumn

ピラティスと健康と人生
vol.7 / 2014.11.14 Nahoko

ピラティスを通して手に入れた「財産」

インストラクターのNahokoです。

私がピラティスをやっていて良かったな~、と思っていることのひとつは、

「姿勢をほめられるようになった」こと。

先日も、アウトドア用品ショップに買い物に行っていて、ウェアを試着した途端にお店のお姉さんから

「背中まっすぐでめちゃくちゃ姿勢がいいですね~!」

と言われました。(しかも二日連続で!)

「かっこいい」とまで言われて、ものすごく嬉しかった私。

 

私はもともと猫背で、肩は前に丸まりがちだし、頭は前に出てしまいやすく、当然のように肩こりがひどくて、というのが深刻な悩みでした。

私の体型は背が高くて痩せ型なのですが、「もうちょっと姿勢が良かったらもっとかっこよく見えるかもしれないのに残念だ」と男性から言われたこともあって、ものすご~く気になっていました。

でも、自己流で姿勢を良くしようとすると、すぐ疲れてしまって維持できず、無理にやろうとすると余計に腰や背中が痛くなって、「反り腰」のような悪い癖もついてしまっていました。

整体に通うと一時的に肩や頭の位置が良くなるし腰痛も取れるのですが、すぐに元に戻ってしまうんですよね。

 

今にして思えば、その原因は「良い姿勢を保つ筋肉の力が不足していた」ということ。

私がピラティスを始めた理由は体力づくりでしたが、ピラティスという運動は、

「重力に逆らって姿勢を支えるための筋肉群」(→「姿勢保持筋」とか「抗重力筋」と呼ばれます)

を鍛えるためにはとても優れていて、続けているうちに、気づいたら姿勢が良くなってきた自分がいました。

レッスンで「猫背を直す筋肉」を教えてもらったら、その筋肉を使うエクササイズがとりわけ大好きになり、日常生活でも時々思い出して自分でやるようにもなりました。

以前は「姿勢が残念だ」と言われた自分が、いつの間にか姿勢をほめてもらえるようになったこと、姿勢保持筋という土台を手に入れたことは、自分にとって大きな「財産」だな~と思います。

 

「姿勢」というのは、身体に長年しみついたクセであり、習慣でもあります。
今でも私の頭は前に出やすいですし、肩はすぐ内側に入りますし、気を抜くと腰の痛みも出てしまったりします。

しかし、ピラティスをするようになって以来、姿勢保持筋群の土台は維持していますし、日常での姿勢の崩れを直すためのエクササイズもすぐに取り入れられるようになり、悪いクセが出ても早めにリセットできるようになりました。

ピラティスをしていて自分の身体が学んだことは、「良い姿勢」とは、自分の身体にとって

「一番無理がなく心地よい身体のポジション」

なのだという感覚。

身体は心地よい場所に戻ろうとする力があるんだ、ということにも気づきました。

自分の身体が心地よい位置に戻ろうとするのをエクササイズで後押ししてあげる。
それが、日々のピラティスの意味なんだな~、と今は感じています。

 

これから歳を重ねていくうえで、見た目の姿勢は、「若々しさ」という印象に直結します。
そして、加齢とともに衰えてしまう筋肉や骨をできるだけ鍛えて良い姿勢を維持し、肩こりや腰痛といった慢性的な痛みや病気を予防していくということもとても大切になります。

ピラティスを通して手に入れた「姿勢」、そして「その姿勢を維持する力、悪い姿勢を修正する力」は、私のこれからの人生にとって大きな「財産」になるはず。

いつまでも、人に姿勢をほめられるかっこいい自分でいたいですね~!

次回からは、ほめられたら「いや~、ピラティスやってるんで!」って自信を持って言うようにしようかなと思います!

こちらの記事を読んで、ピラティスに興味をお持ちになった未経験者の方は
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