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ゴルフのためのボディマップ(座骨と頭頂)

Yasuです。


ゴルフの練習をはじめて、10ヶ月経ちました。


はじめた当初はゴルフ特有の身体の使い方に戸惑い、身体もそれなりに悲鳴を上げていましたが、最近はそれも少なくなりました。


速い動き(スイング)に対応した身体が必要でありながら、手首などの柔らかさも必要ということも、ようやく感じはじめてきました。手首については、奥深いテーマになりそうなので、いずれ考えが整理できたら書いてみたいです。




さて、ピラティスとゴルフの関係で言うと、最近はボディマップというテーマと、そのボディマップにおける頭のてっぺん(頭頂)と座骨について書きたい衝動に駆られていました。


ボディマップとは、一言でいえば、自分の身体のパーツがどこにあるかということ。自分の身体を地図に例えて、身体のパーツがどの番地にあるのかと思えば伝わりますでしょうか?




背骨の回旋(ゴルフスイングにおける横方向の動き)と側屈(同、縦方向の動き)が同時に起こるゴルフですが、背骨を軸としてアドレス(セットアップ)することは、言うまでもなく大変重要です。


背骨の上側は「頭の頂点」、下側は「尾骨」(尾てい骨とも言う)または「お尻の穴」となりますが、個人的に下側は「座骨」を意識すると良いと思っています。(次のイラスト参照)





尾てい骨は身体の内側へ巻き込むような形状としていて、その先端を自分の手で触れることは難しいため、イメージすることが困難です。お尻の穴は、それ自体が硬くないのでイメージしにくいのと、あえて意識をすると力みにつながるので、良い例ではないと思います。


「座骨」は骨盤の最下点にあって自分の手で触れることが可能です。そして、その座骨へは下半身の筋肉(ハムストリングスなど)が付いているので、重心のかかり方などの情報を得るのにも適しています。


上記のイラストは、ななめ前方かつ上から見た図となっているため、座骨が骨盤の前に位置しているような印象を受けますが、実際は脚の付け根に位置し、脚の後ろ側から触れることが可能です。
スタジオのお客さんには、実際に自分の座骨を触れていただき、その場所を知った上でトレーニングをはじめます





さて、これだけでも背骨のイメージがとらえやすくなると思うのですが、垂直で起きた状態や寝た状態でボディマップを確認してから、身体を傾ける(前傾してみる)と、意外にも頭の頂点と座骨の感覚が薄くなったり、その間の背骨が丸まっていることに気づいたりします。


地図で言うと、身体を傾けると印刷された地図が薄くなって見えにくくなったり、なぜか地点AとBの距離が短くなっていて地図としての機能を果たさない、などと想像してみてください。


そのためにも、分かりやすいポジション(特に寝た状態)でボディマップの確認をして、背骨を動かしたり、軸を意識するためのエクササイズを行っていく訳です。




ちなみに地図と言えば2次元ですが、身体の場合は3次元。つまり、番地という位置情報の他に、どのパーツがどこへ向いているかという情報が加わるとかなり有効に活かすことができます。


ゴルフのアドレスでいえば、頭の頂点がどっちを向いているか?自分の場合は、つい下と向いてしまったり、右にまっすぐ背骨が傾いているのに対し、頭だけは垂直方向へ向いてしまうことがあります。


そうすると軸が一直線でなくなるばかりか、動きの中で一直線を崩す要素が入ってきます。


座骨については、身体を横から見たときに、骨盤が背骨に対してまっすぐに保てているか?普段から反り腰の人や、逆に腰が丸くなりやすい人は、その癖がそのままアドレスで出ることが多いのです。


座骨は骨盤の一番下にあるので、その向き・方向で自分の骨盤がどうなっているかが分かりやすいパーツです。


よく「お尻を突き出してアドレスするように」と言われますが、お尻という位置情報は「〇〇町」くらいの漠然としたものなので、人によって、そして時間によって解釈が変わってしまう可能性があります。お尻の一部にあたる座骨の場所を知って、その座骨の向きが背骨とどう関係するかを、まずは寝て確認していくことが大変有効だと考えています。



この座骨は、下半身の重要な筋肉の1つ、ハムストリングス(太腿の裏側)とつながっているため、座骨の向きを適正に変えることによって普段腰が反っている方はハムストリングスの過緊張を防ぎ、腰が丸い人はハムストリングスへの刺激を与えることができます。


個人的には、軽いクラブ(ドライバー)の方が、ヘッドスピードが高いことと、クラブヘッドの重さに頼れないために、背骨の影響は大きいように思います。

インストラクター

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