身体感覚って文字にできない
Yasuです。
ゴルフを20年超ぶりに再開して半年がたちました。
コースデビューはおろか、まだひたすら練習の日々です。
でも、最近ようやく振るという感覚が理解できるようになり、練習のポイントも自分で考えられるようになってきました。たぶん・・・。
ここまでの過程で感じたことは、身体の感覚を教わることや教えることって、ほんとうに難しい・・・ということ。
ゴルフでは、「手打ちはダメ」「身体の捻転をつくって・・・」と言われるのですが、これが最初は全然分からなかった。
手打ちがダメという言葉は理解できるんだけど、じゃあどうしたらよいの?
身体の捻転はたぶん作ったと思うけれど、その後どうしたらよいの?
ゴルフのコーチも辛抱強く教えてくれるのですが、今その感覚が理解できるようになって振り返ると
それって伝わるの難しい・・・
という一言に尽きます。
手打ちを防止する練習などを繰り返しおこない、スイングという動きを小さくならないように試してみて、しばらく続けていった結果、ある日突然実感できるようになったのですが、それを言葉にしても他の人の感じ方は違うかもしれないし、言葉が一人歩きして逆に伝わらないかもしれない・・・
だいいち、今自分が感じている感覚が本当に正しいかどうなのかも分からない・・・もっと良いイメージがあるのかもしれない・・・
元も子もないですね・・・
ピラティスの指導も同じなのかもしれない・・・と最近思います。
ピラティスは動きが細分化されていたり、身体の声に耳を傾けることに重きを置いているので、
比較的伝わりやすいと思っていたのですが、
これは指導者目線かもしれません・・・
ゴルフは、ゴルフという日常では行わない動きを行うために、感覚をつかむまでに時間やきっかけが必要ですが
ピラティスも、その人にとって苦手だったり、今十分に働いていない機能を動かすために行っていただくので、
やはり感覚をつかむまでの時間やきっかけが必要です。
指導の方法として、やってみせて「じゃあやってみて」・・・ということも稀にありますが、それだけでは人に伝わらないので、基本的には言葉に載せて指導しますが、やってみせるということが言葉よりも情報として何かを伝えているのかもしれない・・・
ゴルフは、飛距離や方向という数値的な結果が出るので、何が良かったのかというフィードバックがあるのですが、
ピラティスはそうした数値的な結果が出ないので、自分の感覚がすべてだったりします。
オチのない話ですが、運動ってもともとこういう要素がある。なので、出来た出来ないだけではなく、自分がやっていて心地よいのか?身体の声はどうか?前回と比べてどうか?などを自分で観察することって大事だなあと思います。