スキーとピラティス
インストラクターYasuです。
僕は30年近く(歳がばれる…)、スキーを趣味でやっています。
スノボではなくってスキーです。
数年前までは、スキー検定を目的にしていました。
SAJの1級資格を取る検定試験です。
検定試験(基礎スキー)は、地味でつまらない、という印象を持っていたのですが、実際には、滑るスピードも要求されるし、正しい体の使い方ができないと、安定性が確保できません。
安定しないとスピードは出せず、積極性が表現できません。
決して、見せるためのスキーではないということに気付き、その魅力にはまりました。
雪上のスポーツは、力だけでは上手くいきません。
関節の可動性をさまたげないように、動きの自由度を確保する必要があります。
上体と下半身の連動も極めて大事。
これはピラティスそのもの、ということは後(ピラティスを始めてから)になって気付きました。
ピラティスがスキーに良いと思えるのは、毎年スキーを続けていた中でピラティスのトレーニングを増やしていったので、かなり具体的にお伝えできます。
まずは、腹筋と背筋を強化したことにより、体幹が安定したこと。
もともとバランスボールのトレーニングを行っていたので、体幹の強さには自信がありましたが、ピラティスで持久力がつきました。
加えて、太ももの後面(ハムストリングス)の筋肉を鍛えることで、前面(四頭筋)の筋肉疲労が激減し、滑っていても疲れにくい体になりました。
股関節が柔らかく、かつ強くなったことで、スキー操作の感覚が向上しました。
内ももの強化によって、小回りの安定やコブ斜面のパフォーマンスが上がりました。
足首が柔らかく動かせることで、体重移動がスムーズになりました。
スキーに関して言えば、マットピラティスよりもマシンピラティスがおすすめです。
なぜなら、マシンピラティスの方が、脚や足へのアプローチが多いからです。
趣味スキーヤーの技術レベルでも、これだけの感覚の差が得られて、滑るのが本当に楽しいです。
スキーヤーのみなさん、夏真っ盛りですが、オフトレにいかがですか?