ゴルフとコンディショニング
Yasuです。
東京オリンピック観戦チケットの抽選はすべて外れました。「運を他で使え」と受け止めるようにしています。
そもそも、来年のクイーン公演のチケットが取れたので、運はすでに底を尽きたとも言われていますが・・・。
さて、前回、ゴルフをするということは、姿勢の保持に相応の筋力が使われていて、トレーニングしておくことが重要だと思ったことを書きました。
1)前腕(肘から手首)
2)下半身(すね、ふくらはぎ、お尻、太腿)
普段、ピラティスやランニングで運動している自分でも、ゴルフ特有の筋肉の使い方により、上記の筋肉に張りを感じたというお話でした。
ちなみに、ゴルフのスイングにとって、下半身の強さや安定性が大事であることは僕も感じてきています。僕がゴルフを始めるずーっと前から、Olaで下半身のトレーニングを地道に行ってきたお客さまから、「飛距離が伸びた」「安定した」等の感想を頂いていたのと一致します。(ゴルフに関する理論も下半身が大事という点で、一致していますよね。)
ピラティスならではの下半身トレーニングや、下半身のバランスについて。改めて記事にしたいなあと思っている次第です。
さて、姿勢の保持に関する話に戻ります。
自分の場合、「前腕」と「すね(脛)」の張りを感じましたが、普段運動していない方は、他の場所もいろいろ張ると思います。今回は、僕が感じた前腕と脛の筋肉の緊張を取る方法について、お話します。
前腕と脛のストレッチは、手首や足首を返すことによって行えるのですが、特に足首を伸ばす方向へは動かしにくいので、ストレッチしにくいですね。筋膜リリースなら容易に行えます。
脛の筋膜リリース。写真のように、マッサージ用のバーがあると簡単に行えます。
前腕の筋膜リリース。肘下の筋肉に円筒型のものを置いて転がします。写真はフォームローラー。マッサージバーでもできますよ。
ストレッチと筋膜リリースは、本来違うものなので、起きている現象に応じて使い分けたり併用するのですが、まずは表層の硬くなりやすい組織をほぐしてから、ストレッチやウォームアップを行うのが良いと思います。
今回のゴルフは、自分にとって「新しいスポーツを継続して行う」久しぶりの体験です。2カ月くらい経過して気付いたのですが、新しい運動による筋肉の凝りや硬さは、時間の経過と共に『感覚的に』慣れていってしまいますね。
これは、人間の身体が適応するという例ですが、良い面もあって悪い面もあります。なぜなら、『感覚に慣れる=その動作を(筋肉的に)克服した』ことではないことです。
動作の感覚や技術については練習を重ねることで、「慣れてきた」という実感があると思うのですが、筋肉については別です。筋肉は使うと硬くなる組織なので、『慣れる=ケアしなくてよい』ではなく、むしろ『慣れれば慣れるほどケアが必要』なものです。
もし、私たちの筋肉に感情があるとしたら、使った後は休ませるだけでは不十分で、その後にケアしてあげる必要があります。時に、年齢を重ねてくると、その必要性は増します。ストレッチや筋膜リリースなどのケアをしないで動かされ続ける筋肉は、メシを与えられないで働き続けるようなもの。さぞ悲しんでいるでしょうねえ。
なので、自分で筋肉などの組織を触るなどして「硬いなあ」と思ったら、こまめにケアしましょう。