代謝をアップさせるには?~代謝量が一番アップする季節は?続編~
インストラクターのMaikoです。
夏が終わり冬に向けて気温が徐々に下がっていくこれからの季節は、代謝が高まっていく時期。
この季節的な特徴を上手に利用して、効率的に代謝をアップしていきましょうということを前回お伝えさせて頂きました。
まず、エネルギーとして消費する代謝について簡単に説明させて頂くと、この代謝は3つに分けられ、それぞれの代謝の大まかなエネルギー消費比率は下記の通りです。
- 基礎代謝(70%)
呼吸、体温調節、内臓を動かすなど安静にしていても使われるエネルギー - 生活活動代謝(20%)
日常生活で動いたり、運動をしたりなど身体を動かす時に使われるエネルギー - 食事誘導性体熱産生(10%)
食事をとった後、消化吸収の過程で一部が熱となって使われるエネルギー
このパーセンテージを見ると、基礎代謝を上げることが効率的な代謝アップにつながりそうですよね?
以前は基礎代謝のうち、約40%が筋肉によって消費されると言われていたため、筋肉量を増やすことが基礎代謝を上げる最大のコツという内容をよく目にしましたが、実は筋肉の割合は20%弱で、肝臓や腎臓、心臓といった内臓が約40%を占めるとされ、「内臓機能を高める」ことも大切なポイントと言われています。
このことを知った時、結局は「栄養・休養(睡眠)・運動」の王道トリオを適切にとることなんだなと実感。
大切なことはいつでもシンプル。
極端な食事制限では、体重は減ったとしても身体の機能は低下し、代謝も落ちます。
睡眠不足、運動不足。どちらも内臓機能の低下を招きそうなことは容易に想像がつきます。
ストイックさや忍耐は必要なく、普通に健康的な生活をすればいいのだと思うと同時に、その普通が難しい時代でもあるよな~とつくづく感じています。
ピラティスを行うことで栄養・休養・運動の全てのバランスを整えることはもちろん叶いませんが、それぞれに良い影響を与える要素は十分持っていると思います。
内臓機能の活性化のためには、酸素と栄養を血液にのせて、私達の身体を構成する約60兆個の細胞にスムーズ届けなければならず、それには1日約2万回行われるという呼吸の質がとても大切になってきます。
ピラティスは呼吸をとても大切にするエクササイズですので、筋力アップと同時に血流促進効果も期待できます。
動くことで生活活動代謝もあがりますね。
そして、適度に身体を動かすとお腹もすくし、夜は眠くなります。
これは私の実感です。
これからは一年の中でも過ごしやすく、夏の疲れやダルさを引きずったまま過ごすにはもったいない季節です。
今年の秋は旬のものを美味しく頂き、楽しくピラティスをして代謝をアップさせ、生き生きと活動的なカラダを手に入れませんか?